義務化される相続登記についてきちんと学んでおこう

まずは司法書士に相談だ

相続登記にかかる費用とはどのくらいでしょうか

time 2022/08/21

相続登記にかかる費用とはどのくらいでしょうか

不動産関連の登記の一つに、相続によって取得する相続登記があります。この登記は任意のもので申請期限がありません。つまり、相続人であっても手続きをしなくてよかったのです。しかしそのため所有者不明の不動産が増え、再開発などがやりにくくなったことから、2024年より相続登記は義務化されることになりました。

このため、相続人は早めに手続きをすませておくことをお勧めします。方法としては、司法書士に費用を払って頼むのが一般的です。自分でもやろうと思えばできますが、法務局に行ったり、必要書類を自分で入手したりする時間や手間を考えると、やはり司法書士に依頼する方がいいでしょう。司法書士に相続登記を頼んだ場合の報酬は、大体6万円から8万円ほど、場合によっては10万円ほどになることもあります。

また必要書類を取得してもらったりすると、その分の費用も発生します。まず事務所で相談し、どのようにするのかを決めておくようにしましょう。またこれも費用に含まれますが、不動産取得と登記を行うには、登録免許税がかかります。登録免許税は不動産の評価額に0.4パーセントを掛けた金額になります。

たとえば、不動産の評価額が2500万円だった場合は、0.4パーセントを掛けると10万円です。この登録免許税は、遺贈によって取得するともう少し税率が高くなり、0.2パーセントとなるので、土地評価額が2500万円の場合は50万円とやや高くなります。さらに相続人が複数いて共有登記をする場合、それぞれの持ち分の評価額によって登録免許税が算出されます。

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